TOP PAGE

The Elemental – 六つの宇宙

2021 10/1(Fri) - 10/16(Sat)

森山寛二郎 / 米元優曜 / 横山修 / 加藤貢介 / 佐藤健太郎 / 中田真裕

日、月曜日休廊 午前11時 ~ 午後6時
最終日は午後4時まで
作家在廊日: 10月1日(金) ・ 2日(土)

A LIGHT HOUSE CALLED KANATA A LIGHT HOUSE CALLED KANATA

The Elemental – 六つの宇宙 –

家路を辿ると、ふと、夜空を見上げることに。壮大な宇宙を覗き込み、思い知る、小さな自分の存在。そして蜩が鳴いた。瞼を閉じ、天体の音色に耳を澄ませ、あなたを想う。

かつて古代ギリシャでは「天球の音楽」たる法則を信じた。宇宙の果てに潜む天体すべてに、その天体独自の「音色」が存在し、密かに、誰にも聴こえることなく、静かに奏でられていると考えられていた。一つの惑星の軌道から生まれ来る音が、数億光年離れた別の惑星の音色と波長が重なり、共鳴し、それは音楽と成る。そして、その音楽が、遥か彼方に位置する地球上の全てに、知らず知らずに影響を及ぼす。そう。世の森羅万象はこの見えざる力によって司られているのだ。

誰しもが感じたことのある不思議な感覚。見えない大きな力に、運命が自然と紡がれていく様に。まさか、天空に犇く幾千の星が自分たちの人生を左右しているとは露知らず。

人と人を手繰り寄せる、見えざる、聴こえざる音色。深淵に導かれ、出会うべきして出会い、集まるべきして集まった六人の若手作家たちが、この度カナタに集う。作家たちとの出会いは様々であり、出身地も、扱われる素材も千差万別。ただ、全員に一貫して共通するのは、その独自の「音色」が、集まれば和音となり、共鳴し、響き合うこと。そう。天体の音楽のみならず、人体の音楽も確かに存在するのだ。そして私には、その音色が確かに聴こえる気がした。

六人が奏でる音楽とは、ひとつの思想に近い。素材を深く愛し、その特性を知り尽くし、その素材の神秘に畏敬の念さえ感じる。まだ見ぬ、向こう側の美をどう具現するか。独自の技術を磨き貫き、目的としてではなく、手段として用いること。カナタの作家に共通する美学が、一つの協奏曲として鳴り響く。

深い夜の向こう側に、天体同士の軌道が合致し、共鳴する宇宙の音。いま鳴らずとも、その未来の音色に耳を澄ませば、聴こえてくるはず。やがてその音色は祈りと化し、永遠を纏う。

六人の宇宙が今、此処に。その天空の歌を聴け。

 

ア・ライトハウス・カナタ

青山 和平

The Elemental – 六つの宇宙

ChatChat

チャットツールでもお問い合わせ可能です。
NEXT