横山修
rewind – 横山修
2017 9/7(Thu) - 9/16(Sat)

日、月曜日休廊
午前11時~午後6時 最終日は午後4時まで
A LIGHT HOUSE CALLED KANATA A LIGHT HOUSE CALLED KANATA

古代ギリシャでは「時」を表す言葉が二つ、存在した。「クロノス」は単純に「時刻」を象徴し、一方で「カイロス」は機会、すなわちチャンスという概念。政治やスポーツ、そして芸術の世界でも、好機をモノにできる人物こそ、見たことのない物語を紡ぐのではないだろうか。デビューを目前に控える別府の横山修さんも、カイロスを掴み掛けている作家の一人である。安定した職を捨て、奥さまと幼いお子さんを連れて別府へ移住、一大決心で無縁の竹の世界へと飛び込んだ。しかし、背水に立つからこそ、その造形美はより純粋になり、直球のように心に響く。言語や宗教、人種や国境を超え、人心を揺さぶる横山さんの世界観は、この混沌とした時代を結ぶ一つの祈りに思う。耳を澄ませば、横山さんが奏でるしなやかな竹の旋律が聴こえてくる気がした。
酉福 青山和平
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