TOP PAGE

Biography

芥川(間所)紗織 Saori
Akutagawa (Madokoro)
Saori
Akutagawa (Madokoro)

芥川(間所)紗織
Profile
  • 1924 愛知県渥美郡高師村(現・豊橋市)に山田紗織として生まれる
  • 1947 東京音楽学校(現・東京藝術大学)本科声楽部を卒業
  • 1948 作曲家・芥川也寸志と結婚
  • 1950 ろうけつ染めを野口道方に、絵画を猪熊弦一郎に学ぶ
  • 1957 芥川也寸志と離婚
  • 1958 渡米、ロサンゼルスのアートセンター・スクールにてグラフィックデザインを学ぶ
  • 1961 アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークのウィル・バーネット教室にて油彩を学ぶ
  • 1962 帰国
  • 1963 建築家・間所幸雄と結婚
  • 1966 死去
  • 01 Exhibitions More
  • 02 Awards More
  • 03 Public Collections More

About
the Artist
About
the Artist

1924年、愛知県渥美郡高師村(現・豊橋市)に山田紗織として生まれる。東京音楽学校(現・東京藝術大学)声楽科を卒業後、芥川龍之介の三男である作曲家の芥川也寸志と結婚。声楽から絵画の道へ転向し、ろうけつ染めを野口道方に、油絵を猪熊弦一郎の研究所にて学ぶ。
1950年代初頭に、「染色」による独自の技法で前衛画家としての道を切り開き、特徴的な色彩とその鮮烈なイメージで一躍脚光を浴びることとなる。草間彌生ら、同時代の女性画家たちと「女流画家協会展」を開催するなど、精力的に活動していった。
第4回モダンアート協会展で新人賞を受賞。その翌年には、岡本太郎に誘われた二科展に出品して特待賞を受賞。この頃から、ほとばしる激情を表す「女」を中心としたシリーズを制作、次第に日本の民話や神話をテーマにしたプリミティヴな作風へと発展していった。
1957年に芥川也寸志と離婚後、渡米し、ロサンゼルスのアートセンター・スクールにてグラフィックデザインを、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークのウィル・バーネット教室にて油彩を学ぶ。アメリカ滞在を経て、1962年の帰国後には作風が一変し、人物デッサンに基づくような有機的な抽象絵画を発表するようになる。
1963年に建築家の間所幸雄と結婚、間所姓として画業を続けるが、1966年に病気のため死去。
41歳の若さで早逝した芥川(間所)紗織は、およそ15年の画業の中で独自の表現を追い求め続けた。技法を超えた作風の変遷は、つねに新しいテーマや手法を模索し、画家として新境地を開き続けた彼女の、屹然とした生き様そのものを物語るようだ。心を燃やし、技法を突き破る、彼女の烈しいエネルギーと対峙するように、芥川(間所)作品の内なる声に耳を傾けたい。